こんにちは! 代表の小林です。
トタン屋根とは、薄い鋼板(鉄板)に亜鉛をメッキして防錆性を高めた亜鉛メッキ鋼板を使用した 屋根のことです。トタンは、かつて日本で広く使用されていた屋根材の一つで、現在でも簡易建築や古い建物で見られることがあります。そこで今回は、トタン屋根の特徴とは?についてご説明させていただきます。
トタン屋根の特徴
軽量
・素材が薄いため非常に軽量で、建物への負荷が少ない。
・軽いので施工も比較的簡単です。
安価
・他の屋根材(瓦やガルバリウム鋼板)と比べてコストが安い。
・初期費用を抑えたい場合に適しています。
加工性が高い
・薄い素材であるため、切断や加工が容易。
・複雑な形状の屋根にも対応しやすい。
防水性
・メッキ加工により、防水性を持っています。
・適切な施工で雨漏りを防ぐことが可能です。
トタン屋根のデメリット
錆びやすい
・メッキが剥がれると錆びが発生しやすい。
・特に海沿いなど塩害が発生する地域では錆びるスピードが速い。
断熱性・遮音性が低い
・金属素材であるため、夏は屋根が熱くなり、室内の温度が上昇しやすい。
・雨音が室内に響きやすく、遮音性も低い。
耐用年数が短い
・一般的には10~20年程度の耐久性とされており、他の屋根材(瓦やガルバリウム鋼板)に比べて寿
命が短い。
メンテナンスが必要
・定期的な塗装や錆びの補修が必須。
・放置すると錆びが進行して穴が開くことがあります。
トタン屋根のメンテナンス
塗装
3~5年ごとに防錆塗料で塗装を行うことで、錆びの発生を抑えられます。
錆び取り
錆びが発生した場合は早めにワイヤーブラシなどで錆びを落とし、錆止め剤を塗布します。
定期点検
雨漏りや劣化を早期に発見するため、定期的に点検を行いましょう。
トタン屋根の現在の位置付け
トタン屋根は、かつては多くの建物で採用されていましたが、近年ではガルバリウム鋼板などのより耐久性・耐錆性に優れた屋根材が普及したため、使用される機会は減少しています。ただし、コストの安さや施工のしやすさから、物置や倉庫などの簡易建築や、一部の住宅でも利用されています。
トタン屋根の代替材
ガルバリウム鋼板
・トタン屋根の上位互換として登場した素材で、アルミ・亜鉛・シリコンの合金メッキが施され、耐
久性が高い。
スレート屋根
・セメント系素材で作られた屋根材で、軽量かつコストパフォーマンスが良い。
まとめ
今回は、トタン屋根の特徴とは?についてご説明させていただきました。 トタン屋根は、軽量で安価、加工がしやすいというメリットがある反面、錆びやすく定期的な メンテナンスが必要です。近年では、より性能の高いガルバリウム鋼板が主流となっていますが、 コスト重視の用途や簡易建築では、依然として選択肢の一つとして残っています。適切なメンテナンスを行うことで、長く使い続けることができます。
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