外壁リシンの特徴とメンテナンス方法

こんにちは! 代表の小林です。

吹き付けリシンは、外壁の仕上げ材として使用される塗装方法および仕上げのことです。細かな粒状の骨材(砂や小石のようなもの)を混ぜた塗料をスプレーガンで吹き付けることで、独特の凹凸感のある仕上がりを作り出します。日本では昭和から平成初期にかけて、住宅の外壁仕上げとして非常に多く使用されていますが、塗膜が薄いのと凹凸があるために、劣化しやすく汚れやすい塗料でもあります。そこで今回は、外壁リシンの特徴とメンテナンス方法についてご説明させていただきます。

リシンの特徴

外観

・凹凸のあるざらざらとした表面が特徴。

・見た目がシンプルで、住宅のどのようなデザインにも馴染みやすい。

軽量

・使用する塗料の層が薄いため、建物に対する負担が軽い。

コストが安い

・吹き付け施工が簡単で材料費も比較的安いため、低コストで施工できる。

透湿性が高い

・塗膜が薄いため、壁内の湿気を逃がしやすく、内部結露を防ぐ効果がある。

カラーバリエーション

・好みの色を選ぶことができ、多彩なカラーバリエーションに対応。

吹き付けリシンのデメリット

耐久性が低い

・塗膜が薄いため、雨風や紫外線の影響を受けやすく、劣化が比較的早い。

・一般的に8年~10年程度で再塗装が必要になる。

防水性が低い

・単体では防水性能が低いため、施工時に適切な防水処理が必要。

・防水性の高い塗料での定期的なメンテナンスが推奨される。

汚れやすい

・表面がざらざらしているため、ホコリや汚れが付きやすい。

・カビや苔が生えやすい環境では注意が必要。

ひび割れが目立つ

・塗膜が薄い分、建物の動きや経年劣化によるひび割れが発生しやすい。

・ひび割れが発生すると、そこから雨水が侵入する恐れがある。

吹き付けリシンのメンテナンス方法

定期的な点検

・ひび割れや汚れ、カビの発生を確認する。

・劣化が見られる場合は早めの補修を行う。

再塗装

・劣化したリシン仕上げを再塗装することで、外観や防水性能を回復させる。

・現在は「シリコン塗料」や「ラジカル制御塗料」「無機塗料」など、より耐久性の高い塗料での  

 塗り替えが一般的。

洗浄

・高圧洗浄で表面の汚れやカビを除去する。

まとめ

吹き付けリシンは、コスト面や施工の手軽さから多くの住宅で採用されてきた仕上げ方法です。  しかし、防水性や耐久性が低いため、定期的なメンテナンスが重要で、10年以内でのメンテナンスが理想です。また、リシンのメンテナンスの際は、耐久性の高い塗料を選んでメンテナンスを行う事が理想的です。

狛江市・調布市・府中市・三鷹市で外壁塗装を計画しているが、

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