屋根の棟板金と重要性

こんにちは! 代表の小林です

棟板金(むねばんきん)とは、屋根の棟(むね)部分に取り付けられる金属製の部材で、屋根材の 接合部分を保護し、雨水の侵入を防ぐ役割を果たします。主にスレート屋根や金属屋根に使用される部材で、重要な役割を担っています。                                           そこで今回は、屋根の棟板金と重要性についてご説明させていただきます。

棟板金の役割

雨水の侵入防止

屋根の最上部である棟部分(屋根材が合わさる箇所)は、雨水が侵入しやすい構造になっています。棟板金を取り付けることで、この隙間を塞ぎ、雨水が内部に入らないようにします。

風の侵入防止

強風時に屋根材が剥がれたり、棟部分から風が入り込むのを防ぎます。

屋根の接合部の保護

屋根材の接合部分を覆うことで、外部からのダメージを軽減し、屋根の耐久性を高めます。

棟板金の構造

棟板金は以下の構造で取り付けられています

棟下地

棟板金を固定するための土台部分で、一般的には木材(貫板)が使われます。ただし、木材は腐食のリスクがあるため、近年では樹脂製の下地材も使用されています。

棟板金本体

金属製で、ガルバリウム鋼板やステンレスなどが使われることが多いです。軽量で耐久性が高いのが特徴です。

固定部材(釘やビス)

棟板金を棟下地にしっかりと固定するために用いられます。

棟板金の劣化の原因

棟板金は屋根の一番高い位置にあるため、特に風雨や紫外線の影響を受けやすく、以下のような劣化が起こることがあります

固定部の緩み

釘やビスが緩むことで、棟板金が浮いたり外れる原因になります。特に強風時には大きな影響を受けます。

錆(さび)

金属製であるため、錆が発生することがあります。特に古いトタン材を使用している場合は、錆が 進行しやすいです。

棟下地の腐食

木製の棟下地が湿気や雨水で腐食し、棟板金の固定力が弱まります。

棟板金の変形

強風や雪の重みで棟板金が歪むことがあります。変形した部分から雨水が侵入することも。

棟板金のメンテナンス・修理

点検

定期的に棟板金の状態をチェックし、緩みや錆、破損がないか確認します。

特に強風や台風後は点検が必要です。

修理方法

釘やビスの増し締め
緩んだ釘やビスを締め直して固定力を回復させます。

錆の処理
軽度の錆は削り落として防錆塗料を塗布します。重度の場合は交換が必要です。

棟板金の交換
破損や変形が大きい場合、棟板金や棟下地を新しいものに交換します。

下地の補修

木製の棟下地が腐食している場合は、耐久性の高い樹脂製の下地材に交換することが一般的です。

棟板金の寿命と交換の目安

棟板金の寿命は一般的に10~20年とされています。ただし、屋根の材質や環境、施工状況によって 異なります。

以下のサインが見られた場合は、早めの修理や交換を検討しましょう

・釘やビスの浮き

・板金の浮きや外れ

・錆の進行

・雨漏りや水漏れの兆候

まとめ

今回は、屋根の棟板金と重要性についてご説明させていただきました。棟板金は屋根全体の防水性を保つ重要な部材であり、その劣化や破損を放置すると雨漏りや屋根の耐久性低下につながります。 定期的な点検と適切なメンテナンスを行うことで、屋根の寿命を延ばし、建物全体の保護につながります。特に、台風や強風の多い地域では、棟板金の状態をこまめに確認し、必要に応じて専門業者に相談することが大切です。

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