こんにちは! 代表の小林です
経年劣化とは、時間の経過とともに外壁や屋根の素材が自然に劣化し、剥離や色あせなどで 性能が低下することを指します。
「老朽化」と混同されることがありますが、経年劣化は主に時間が原因で起こるものであり、 「老朽化」は使用頻度や環境要因も含めた総合的な劣化を指すことが多いです。 そこで今回は、経年劣化とは?外壁塗装職人の点検とは?についてご説明させていただきます。
経年劣化の主な原因
紫外線
・屋根・外壁・塗膜などが紫外線を浴び続けることで、色あせやひび割れが発生。
風雨・湿気
・雨水や湿気が建材に浸透し、腐食やカビ、錆(さび)を引き起こす。
気温の変化
・昼夜の寒暖差や季節ごとの温度変化により、材料が膨張・収縮を繰り返し、ひび割れや変形が起こ
る。
化学的要因(酸化・劣化)
・金属は酸化(錆び)し、塗料やシーリング材は化学変化によって劣化する。
代表的な経年劣化の例
部位・素材 | 経年劣化の症状 |
---|---|
屋根(スレート・瓦) | ひび割れ、ズレ、色あせ、苔やカビの発生 |
外壁(サイディング・モルタル) | チョーキング現象(粉吹き)、ひび割れ、剥がれ |
塗装 | 色あせ、剥離、光沢低下 |
シーリング(コーキング) | ひび割れ、剥離、硬化 |
木材(柱・床・ドア) | 乾燥による収縮、腐食、シロアリ被害 |
鉄部 | 錆び、剥離、光沢低下 |
窓・サッシ | ゴムパッキンの劣化、結露、隙間風 |
経年劣化を防ぐための対策
定期的な点検・メンテナンスを行う
・屋根・外壁・シーリングは 10年ごと に点検・補修が理想的。
耐久性の高い材料を選ぶ
・無機塗料やガルバリウム鋼板など、劣化しにくい素材を選ぶ。
防水・防腐処理を施す
・木材や鉄部は、定期的な防水・防腐処理で寿命を延ばせる。
適切な換気・湿気対策をする
・屋根裏や壁の中の湿気を逃がし、カビや腐食を防ぐ。
劣化のサインを見逃さず早めに修理する
・小さなひび割れや剥がれを放置すると、大きな修繕費がかかることに!
モルタル外壁の劣化
・長期間にわたって紫外線や雨風の影響を受けて外壁に退色が確認出来ます。

サイディングのの劣化
・長期間放置する事で、サイディングが雨水を吸い込んで膨張しています。

木部の劣化
・木部は紫外線や雨水の影響を受けやすく、短いスパンでのメンテナンスが必要です。

コーキングのの劣化
・紫外線の影響によるコーキングの劣化

鉄部の劣化
・鉄部も木部同様に、短いスパンでのメンテナンスが必要です。

まとめ
今回は、経年劣化とは?外壁塗装職人の点検とは?についてご説明させていただきました。 経年劣化とは、時間の経過によって自然に起こる劣化のことです。
紫外線・風雨・温度変化・などが主な原因で、屋根・外壁・シーリング・サイディングなど、家のあらゆる部分で劣化が進みますので、定期的なメンテナンスや高耐久素材の使用で劣化を遅らせることが可能です。
大切な住宅を長持ちさせるために、定期的な点検と早めの補修を心がけましょう!
狛江市・調布市・府中市・三鷹市で外壁塗装を計画しているが、
どこに相談していいか不安な方は
地元密着完全自社施工の小林美装に一度ご相談ください。