雨漏り相談

2018年09月27日

こんにちは。

代表親方の小林です。

雨や台風が多い季節ですので、雨漏りのご相談を多くいただいて
おります。
ご相談内容として
・雨が降ると必ず雨漏りする
・風向きによって雨漏りする
・雨が降っても漏ったり漏らなかったり
・屋根が傷んでいて雨漏りしているか不安
と、色々です。
お伺いさせていただいた時に、雨漏りは大体の原因は分かるのですが、
分からない場合もあります。
その場合は、雨漏りの原因になっていそうな箇所を
一つ一つ処理をしていきます。(現在も一つ一つ処理しているお客様がおります。)
時間はかかりますが、この方法が一番適していると思います。

・なぜ、時間をかけてでも一つ一つ処理するか。

それは、補修箇所を最小限におさえたいからです。
補修は一般的にコーキングで処理をすることが多いのですが、
壁のクラック(ひび割れ)など、やたらめったらとコーキングで処理をすると、壁の模様が変わってしまい、塗り替えをした時に、補修部分だけ目立ってしまい、格好悪いからです。
模様が変わらなくても、ノンブリードのコーキングでは無いコーキングで処理をすれば、後々補修箇所が目立ってきます。
屋根が原因の時や、板金が原因の時などは、一時的なコーキング補修で、
工事後には補修後は残りませんが、壁の場合は残る事が多いです。
お客様のお宅に訪問した時に、『知り合いの大工さんにやってもらったのよー』
と、壁を見せてもらうと、コーキングをベタベタにして、関係ないところまでコーキングで処理をしている箇所を見て『うわー』と思うこともあります。
一回の処理で雨漏りを止めたい気持ちは理解できますが、
先の事を考えたら、やたらめったらとコーキングで処理をするのは
お勧めできません。
処理をしたコーキングを上手く撤去出来る場合もありますが、
なるべくなら、最小限に抑えたいのが本音です。
雨漏りで不安になり、電話をして、やって来た営業マンに
『このままだと家が大変なことになりますよ!今すぐ屋根の工事をして下さい!』
『すぐに壁を壊しましょう!』
などと、脅しとも取れる事を言われた、というお客様もいらっしゃいます。
私が大手ゼネコンで仕事をしていた時代の話ですが、当時の工事長が
『建築で一番多い問題は雨漏り。いかに止水に気を使うかが大事。』
と言っていました。
当時、私は社会人1年目でしたが、高校時代3年間設備屋や工務店でアルバイトを
していたので、少しは水を止める知識はあったのですが、
正直、『ここまでやるかー』というくらい止水工事に時間とお金を
かけていました。
それでも漏る時は漏るそうです。高層ビルや、商業施設建設の場合なので、
一般の木造住宅では、雨漏りは比較的少ないと思いますが、
やはり、一般の木造住宅でも雨漏りを発見したら、直ぐに信頼のおける業者さんに相談するのが
一番です。
長い期間雨漏りを放置していれば、大規模な屋根工事や壁の工事、屋根裏の木工事や柱の工事
などが現実的になってしまいますので、雨漏りを発見したらすぐに相談してください。

ではまた!

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