コーキング工事の『打ち替え』と『増し打ち』とは?

こんにちは!代表の小林です。

コーキング工事とは、建物の外壁や窓枠、サイディングの目地(継ぎ目)などにシーリング材(コーキング材)を充填して、防水性や気密性を確保する工事のことです。そこで今回は、コーキング工事の『打ち替え』と『増し打ち』とは?についてご説明させていただきます。

コーキング工事の目的

目的説明
防水雨水の侵入を防ぎ、建物内部の劣化や雨漏りを防ぐ。
気密性の向上隙間風や外気の侵入を防ぎ、断熱性能を維持。
地震の揺れ対策建材同士の動きを吸収し、ひび割れや破損を防ぐ。
美観維持目地のひび割れや黒ずみを改善し、外観を美しく保つ。

主な施工箇所

・外壁のサイディングボードの目地

・窓枠やドア周りの隙間

・屋根やベランダの防水部分

・浴室やキッチンなどの水回り

使用される材料(コーキング材)

材料の種類特徴
変成シリコン系外壁や窓周りに多用。耐久性・密着性に優れる。塗装も可能。
ウレタン系弾力性に富み、目地補修に適している。塗装可。
シリコン系水回り向き。防水性は高いが、塗装には不向き。
高耐久タイプ(例:オートンイクシード)20年耐久の長寿命タイプ。メンテナンス周期を延ばせる。

コーキングの寿命と打ち替え時期

・一般的なコーキング材の寿命:約7〜10年

・高耐久品(イクシードなど):15〜20年

劣化のサイン

・ひび割れ

・肉やせ(痩せて隙間ができる)

・剥離(はがれ)

・カビ・黒ずみ

コーキング工事の『打ち替え』と『増し打ち』

コーキング打替え

コーキング打替えとは、古くなったコーキング(シーリング)材を一度完全に撤去し、新しいコーキング材を打ち直す作業のことです。建物の防水性・気密性をしっかりと保つために、最も信頼性の高い補修方法とされています。

コーキング打ち替えの流れ

既存コーキングの撤去
 劣化した古いコーキング材をカッターなどで丁寧に取り除きます。

清掃・下地処理
 目地内部のホコリや汚れを除去し、プライマー(接着促進剤)を塗布。

新しいコーキング材の充填
 専用のガンで目地にコーキング材を充填し、ヘラでしっかりならします。

乾燥・硬化
 完全に乾燥するまで数日かかる場合があります(気温・湿度による)。

コーキング打ち増し

コーキング打ち増し(増し打ち)とは、既存の古くなったコーキング材を撤去せず、その上から新しいコーキング材を重ねて充填する方法です。簡易的な補修として行われますが、根本的な耐久性の改善には限界があるため、状況に応じて適切に選択する必要があります。ただ、窓のサッシ廻りなどは増し打ち施工で工事を行う事もあります。

清掃

  ブラシやエアブローでゴミ・ホコリを除去

下地処理

  プライマーを塗ることで密着性を向上

コーキング材の充填

  既存のコーキングの上から適切な厚みで均一に充填

乾燥・硬化

  完全硬化:24〜72時間が目安

まとめ

今回は、コーキング工事の『打ち替え』と『増し打ち』とは?についてご説明させていただきました。コーキング打ち替えと増し打ちは外壁塗装と同時に行うことが一般的です。先にコーキング工事を済ませることで、塗装の仕上がりや耐久性も向上します。コーキング工事は、高い技術力・多くの施工事例のある業者を選ぶ事が重要です。

狛江市・調布市・府中市・三鷹市で外壁塗装を計画しているが、

どこに相談していいか不安な方は

地元密着完全自社施工の小林美装に一度ご相談ください。