2018年10月20日
塗り替えリフォームの工事を行った場合、
耐久性には限界があります。
どんなに高品質な塗料を塗っても、長い年月をかけて、
汚れ・カビ・藻・ひび割れなどの問題が生じてくるので、
定期的な塗り替えリフォームが必要になってきます。
上記に記した問題は、経年劣化で起きてしまう症状ですが、
よく塗膜が剥離している場合があります。
この塗膜の剥離の状態は、ほぼ施工不良と言っていいでしょう。
通常通りの施工を行い、下地処理をしっかりとしていれば、
塗膜の劣化でツヤの退色やチョーキング現象が起きても
塗膜の剥離の現象は起きません。
雨漏りなどで建物の内側から外壁に水が回ってしまっている場合は、
塗膜の剥離は起こりえますが、それ以外での外壁の剥離は、塗料が
しっかりと下地に定着していない事を表しています。
下地の塗装はとても重要で一番肝心な作業ですが、仕上げ塗りを
行う事で隠れてしまう為に、完成後の確認が困難です。
完成後の状態では、すぐに剥離を起こすことは少ないですが、
日が経つにつれ、徐々に症状を表してきます。
ここが塗り替えリフォームの怖い所でもあります。
完成後の見た目は、悪質な業者が施工しても
すぐには分からないのですが、本当に酷い業者だと、
1年を過ぎたあたりから、ハッキリと変化が現れますので、
上塗りの塗料に気を取られがちだと思いますが、
見えなくなってしまう下地処理が重要な作業だという事は
覚えておいて下さい。