屋外木部に使用されるキシラデコールとは?

こんにちは!代表の小林です。

キシラデコールは、木材保護塗料のひとつで、主に屋外の木部に使用される油性の浸透型ステイン塗料です。ドイツのメーカーが開発し、日本では大阪ガスケミカルが取り扱っています。外壁、ウッドデッキ、ログハウス、フェンス、軒天など、木部の美観と耐久性を保つ目的で幅広く利用されています。そこで今回は、屋外木部に使用されるキシラデコールとは?についてご説明させていただきます。

キシラデコールの特徴

1. 浸透型塗料で木目を活かす

  • 表面に膜を作らず、木材内部に染み込む塗料です。
  • 自然な木目をそのまま活かした仕上がりになります。

2. 防虫・防腐・防カビ効果

  • シロアリや木材腐朽菌、カビなどに対して高い防護効果があります。
  • 特に屋外の木部に適しています。

3.メンテナンスが簡単

  • 塗膜が剥がれないため、再塗装時の下地処理が最小限で済む点がメリット。
  • 木部の呼吸も妨げず、長く美観を保ちやすいです。

4. 多彩なカラーバリエーション

  • 落ち着いた木目調のカラーが豊富で、自然な景観と調和します。

5. 屋外向けに優れた耐久性

  • 紫外線や風雨にさらされる場所にも使えるため、ウッドデッキやログハウスに最適。

キシラデコールを使用するメリットとデメリット

メリット

・耐久性が高い

・環境に配慮した塗料

・簡単に施工可能

デメリット

・塗料の臭いが強い

・費用が高い

キシラデコール施工手順

1. 【下準備】

  • 表面の汚れやカビ、古い塗膜を除去
    → サンドペーパーやワイヤーブラシで木材の表面をきれいにします。
  • 乾燥した木材に施工するのが原則(含水率20%以下が目安)
    → 湿っていると塗料が浸透せず効果が低下します。

2. 【養生】

  • 塗らない部分(ガラス・金属・コンクリなど)を養生テープやビニールで保護します。

3. 【撹拌】

  • 塗料をしっかりと撹拌(かくはん)して均一にします。

4. 【1回目の塗装】

  • 刷毛やローラーで木目に沿って均一に塗布します。
    → 浸透型のため、たっぷりめに塗るのがポイント。

5. 【乾燥(約6〜8時間)】

  • 指定の乾燥時間を厳守。しっかり乾かします。

6. 【2回目の塗装】

  • 1回目と同様に、2度目を塗布。
    → より深く浸透し、防腐・防虫効果が高まります。

7. 【最終確認・片付け】

  • 塗りムラや塗り残しがないか確認。養生を外し、周囲を清掃します。

注意点

  • 室内や密閉空間では換気が必須
  • 油性なので乾燥時間が長め(8時間以上)
  • 下地によっては色ムラや吸い込みムラが出ることも

まとめ

今回は、屋外木部に使用されるキシラデコールとは?についてご説明させていただきました。キシラデコールの特徴は、木部の自然な風合いを残しつつ耐久性を高めたい場合に最適です。必要に応じて、施工道具一覧やビフォーアフター事例もご案内できますので、お気軽にどうぞ。

狛江市・調布市・府中市・三鷹市で外壁塗装を計画しているが、

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