2018年10月17日
現在の住宅では、外装にあまり使われていない木部ですが、
少し前の住宅では、多くの木部が使用されている住宅も
あります。
例を挙げると、破風板・軒天・窓枠・雨戸・戸袋・窓格子など
多くの場所で木部は使われています。
木部などは、特にメンテナンスが頻繁に必要で、
長く放置してしまうと腐食が進み、雨漏りの原因にもつながります。
木部の傷み具合では、大工工事が必要になる場合もあります。
鉄部同様、外壁とは耐久年数が異なる為、ツヤが引けてきたり、
塗膜の剥がれなどが目立ってきたら、注意が必要です。
メンテナンスの方法は、基本的に
・ケレン(塗膜剥離部分の除去、ほこりの除去、)
・ヤスリ掛け(塗料を剥がれにくくするための目荒し)
・下地処理(隙間や欠損部の補修)
・下塗り(木部下塗り専用塗料)
・中塗り(仕上げ塗装)
・上塗り(仕上げ塗装)
の手順で、木部の保護を行います。
仕上げ塗料によっては、耐久性も変わって来るので、
塗り替えリフォームの際は、どんな塗料で、
耐久性はどのくらいかを確認してから
工事をお願いするようにして下さい。
最近の住宅では、木部を使った住宅は極端に減っていて、
こまめなメンテナンスも必要ではなくなり、耐久性もある
便利な住宅が一般的ですが、木部が多く使われている住宅も
モダンな雰囲気で、好まれる方もいらっしゃいます。