ベランダ・バルコニー防水の注意点

2018年10月24日

住宅の雨漏りの原因は、屋根や外壁に問題があると

思われている方が多いかと思いますが、

ベランダやバルコニーが原因で、雨漏りを起こす場合もあります。

最近の木造住宅の場合、ベランダ・バルコニー多く使用されているのは

FRP防水です。

特徴としては、強度・耐水性・成形性に優れている為、

船舶・水槽・バスタブ・波板・車などに多く使用されています。

住宅の場合は、床の色がグレーで仕上げている場合が多いです。

強度・耐水性に優れているFRP防水ですが、絶対に雨漏りが起きないわけではなく、

地震による亀裂・排水口周りからの雨水の侵入・手摺上部(継手やビス穴)

からの水の侵入などにより、雨漏りを起こす場合があります。

排水口が詰まってしまい、水かさが増して水漏れが起きる場合も

稀にありますが、この場合はFRP防水の問題ではありません。

雨漏りが起きた場合、ベランダ・バルコニーの下に部屋があれば、

雨漏りを容易に確認できると思いますが、ベランダ・バルコニーが構造上

建物より出ていて、下に部屋が無い場合は、雨漏りの確認が難しくなり、

発見が遅れてしまい、大規模な修繕が必要になってしまう場合も

あるので、注意して下さい。

この場合、ベランダの天井に茶色いシミが出て来ることが多いです。

FRP防水に欠陥が無くても、手摺上部・排水口周りから下地に水が侵入して下地の木を腐らせる

事により、歩行時に床がへこむ場合は緊急性がありますので、

その場合は、一度専門家に見てもらって下さい。

数カ月に一度、洗濯物を干すときなど、普段歩かない所(エアコン室外機の下)

を足で踏んで確認をしてみて下さい。

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