こんにちは! 代表の小林です。
お花見のシーズンも終わり、桜の木も青々と葉を伸ばしていますね。
先日、ご契約をいただいたお客様にこんな事を言われました。
『実際に2回塗ってるのか3回塗ってるのか私達素人には分からないわ』
確かにお客様の言う通り、工事中作業開始から作業終了まで毎日管理して、
しっかりと3回塗っているか確認する事は難しい事です。
そこで、一つ目安になる事をお伝えします。
それは『材料の缶数を確認する事』です。
実際に私が聞いた話によると、材料代を節約する為に、2缶の塗料缶に水やシンナーで希釈して
3缶にして施工する業者もいるそうです。
規定量を超えた希釈量での施工では、実際に3回塗りの施工をしたとしても
規定の塗膜を維持出来ないので、品質を保てない塗装工事になります。
下請けの塗装業者全てとは言いませんが、悲しい事に、塗料代を少しでも節約する為に
行われる悪質な行為です。
また、規定量の希釈を守って施工しても、2回塗りで終了してしまっても同じように品質を保てない
塗装工事になります。
実際に、狛江市・調布市でこの様な施工をされてしまったお客様を私は多く見てきました。
では、実際に外壁塗装を行う場合に使用する適正な缶数は?
答えは外壁に使用されている材質で缶数は変わってきます。
基本的に外壁で多く使用されている材質で多いのが
・モルタル壁
・サイディング材
を使用した住宅が圧倒的に多いです。
今では少なくなりましたが、下見板(木板)やトタンの外壁の住宅もあります。
モルタルの外壁の場合は、必ず吹付けでパターンが付いている場合や
左官工事でパターンが付いている住宅がほとんどです。
この場合、外壁に吹付けられているパターンによって、使用する塗料の缶数が変わってきます。
私達が普段行う塗装工事で、一番塗料を使用するパターンは、外壁が
・スタッコ
・リシン
の場合です。このパターンの場合、凹凸が深い事と塗料を吸い込む為、
普段の2倍~3倍の塗料を使用します。
凹凸の浅い吹付タイルの場合は、20坪前後の住宅で、中塗り・上塗りで3缶~4缶の塗料を使用します。
普段から塗装工事を行っている専門業者であれば、外壁塗装を行う場合に、実際に何缶塗料を使うのか、大体想像が付くはずですので、不安であれば、工事前に一度確認する事が必要です。
平屋の住宅でない限り、2階建ての住宅で、使用される塗料が3缶以下という事は、
まずあり得ません。10年に1度の外壁塗装ですので、
工事前・契約前にしっかりと納得がいくまで確認をして下さい。