ベランダやバルコニー、屋上の防水工事を検討していると「ウレタン防水」という言葉を目にすることがあります。
「ウレタン防水ってどんな工事?」「FRP防水とは何が違うの?」「何年くらい持つの?」など、分からないことも多いのではないでしょうか。
ウレタン防水は、液体状のウレタン樹脂を塗り重ねて防水層を形成する工法です。複雑な形状にも施工しやすいなどのメリットがある一方、施工する職人の技術や下地の状態によって仕上がりが左右されやすいという注意点もあります。
今回は、狛江市・調布市・府中市・三鷹市・世田谷区で防水工事をご検討の方に向けて、ウレタン防水のメリット・デメリットを分かりやすく解説します。

ウレタン防水とは?
ウレタン防水とは、液体状のウレタン樹脂を床面などに塗り、硬化させることで防水層をつくる工法です。
液体を塗って施工するため、継ぎ目の少ない防水層を形成できるのが特徴です。
ベランダ、バルコニー、屋上、陸屋根など、さまざまな場所で使用されています。
【図】ウレタン防水の基本構造
トップコート
紫外線などから防水層を保護
↓
ウレタン防水層
雨水の侵入を防ぐ
↓
プライマーなどの下地処理
↓
既存下地
この中で実際に雨水の侵入を防ぐ重要な部分が「ウレタン防水層」です。
そして、防水層を紫外線や摩耗などから守る役割をするのがトップコートです。
メリット① 複雑な形状にも施工しやすい
ウレタン防水の大きなメリットが、複雑な場所にも施工しやすいことです。
液体状の材料を塗って防水層を形成するため、室外機の架台や配管、排水口、立ち上がりなどがある場所にも対応しやすい特徴があります。
特に形状が複雑なベランダや屋上では、ウレタン防水が選択肢になることがあります。
メリット② 継ぎ目の少ない防水層をつくれる
ウレタン防水は塗膜によって防水層を形成するため、継ぎ目の少ない仕上がりにできます。
防水工事では、継ぎ目や取り合い部分が雨水侵入の弱点になる場合があります。
一体化した防水層を形成できることは、ウレタン防水のメリットの一つです。
メリット③ 既存防水の上から施工できる場合がある
既存の防水層の状態によっては、撤去せずにその上からウレタン防水を施工できる場合があります。
既存防水をすべて撤去する必要がなければ、撤去費用や廃材を抑えられる可能性があります。
ただし、下地が著しく傷んでいたり、水分を多く含んでいたりする場合は、そのまま施工できないこともあります。
現地調査による判断が重要です。
メリット④ 改修工事にも向いている
ウレタン防水は、新築だけでなく既存住宅やマンション、アパートなどの改修工事にも多く採用されています。
下地の形状に合わせて施工しやすいため、既存防水の改修方法として検討しやすい工法です。
戸建住宅のベランダ防水を外壁塗装と同時に施工するケースもあります。
【図】ウレタン防水のメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 複雑な形状に施工しやすい | 職人の技術に左右されやすい |
| 継ぎ目が少ない | 均一な膜厚管理が重要 |
| 改修工事に対応しやすい | 乾燥・硬化時間が必要 |
| 既存防水を活かせる場合がある | 天候の影響を受けやすい |
| 部分的な補修にも対応しやすい | 定期的な点検が必要 |
デメリット① 職人の技術によって仕上がりが変わる
ウレタン防水で特に重要なのが施工技術です。
液体状の材料を職人が塗って防水層をつくるため、塗布量や施工方法によって膜厚に差が出る可能性があります。
防水層が必要以上に薄ければ、本来期待される性能を発揮できない可能性があります。
材料の規定量や施工仕様を守って施工することが重要です。
デメリット② 乾燥・硬化時間が必要
ウレタン防水は、塗った材料を十分に硬化させてから次の工程へ進む必要があります。
乾燥・硬化が不十分な状態で次の工程を施工すると、膨れや硬化不良などの施工不良につながる場合があります。
そのため、「早く工事を終わらせる」ことより、一工程ずつ適切な時間を確保することが大切です。
デメリット③ 天候の影響を受ける
屋外で行うウレタン防水は、雨、気温、湿度などの影響を受けます。
施工中に雨が降ったり、下地が十分に乾燥していなかったりすると、施工品質に影響する場合があります。
防水工事では天気予報だけでなく、施工する日の気温や湿度、下地の状態などを確認しながら工程を進める必要があります。
ウレタン防水は何年くらい持つ?
ウレタン防水の耐用年数は、一般的に10年前後から10数年程度が一つの目安として紹介されることがあります。
ただし、施工場所、日当たり、使用材料、施工方法、歩行頻度、メンテナンス状況などによって大きく変わります。
また、ウレタン防水では防水層そのものだけでなく、表面を保護するトップコートの状態も重要です。
【図】メンテナンスの考え方
施工直後
↓
定期的に表面を点検
↓
トップコートの色あせ・摩耗を確認
↓
必要に応じてトップコートをメンテナンス
↓
防水層のひび割れ・膨れなどを確認
↓
状態に応じて防水改修を検討
「10年経ったら必ず全面防水」という考え方ではなく、現在の状態を確認して判断しましょう。
こんな症状があったら点検を
ベランダや屋上に次のような症状がある場合は、一度点検をおすすめします。
・表面の色あせ
・トップコートの剥がれ
・ひび割れ
・防水層の膨れ
・床面に水が溜まる
・排水口周辺の劣化
・室内や軒天に雨染みがある
特に雨漏りが発生している場合は、単純に防水材を上から塗るだけでは解決できないことがあります。
雨水がどこから侵入しているのかを確認することが重要です。
密着工法と通気緩衝工法の違い
ウレタン防水には代表的な施工方法として「密着工法」と「通気緩衝工法」があります。
密着工法は下地に直接ウレタン防水材を施工する方法です。
一方、通気緩衝工法では通気緩衝シートなどを使用し、下地に含まれる水分や湿気の影響を逃がすことを目的とします。
どちらが適しているかは、施工場所や既存下地の状態などによって異なります。
狛江市・調布市・府中市・三鷹市・世田谷区でウレタン防水をご検討の方へ
狛江市・調布市・府中市・三鷹市・世田谷区でベランダ防水や屋上防水をご検討の場合は、金額だけでなく、既存防水の状態をきちんと調査してくれる業者を選びましょう。
「狛江市 防水工事」「調布市 ベランダ防水」「府中市 ウレタン防水」「三鷹市 防水工事」「世田谷区 ベランダ防水」などで検索し、Googleマップの口コミ、施工事例、会社所在地、地域での施工実績などを確認することも業者選びの参考になります。
特に、使用する防水材、施工方法、塗布量、施工工程まで説明してくれる会社であれば、工事内容を比較しやすくなります。
まとめ|ウレタン防水は施工方法と下地診断が重要
ウレタン防水には、複雑な形状に施工しやすい、継ぎ目の少ない防水層を形成できる、改修工事に対応しやすいなどのメリットがあります。
一方で、職人の技術によって仕上がりが左右されやすく、適切な塗布量や乾燥・硬化時間を守る必要があるというデメリットもあります。
つまり、
良い防水材料+正しい下地処理+適切な膜厚+十分な硬化時間
この組み合わせが重要です。
狛江市・調布市・府中市・三鷹市・世田谷区でウレタン防水をご検討の方は、「どの防水材を使うか」だけではなく、現在の下地にどの施工方法が適しているのかまで確認してみましょう。
防水工事は完成すると見えなくなる工程が多いからこそ、一つひとつの工程を丁寧に施工することが、雨水から住宅を長く守ることにつながります。





この記事の解説は・・・
有限会社 小林美装
代表取締役 小林 亮
東京都狛江市・調布市・府中市・三鷹市で外壁・屋根塗装専門店「小林美装」を経営しています。地域密着を大切に、確かな技術と誠実な対応で、お客様の大切な住まいを守り続けています。「塗装会社ではなく、住まいを守る会社」を目指しています。